薄毛治療の最後の砦は自毛植毛

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自毛植毛の歴史

自毛植毛 歴史をの急ぎ足で紹介。

昭和のはじめ、奥田正二先生という医師が植毛術の研究を進めました。

奥田先生は当初、火傷などの病気で毛髪を失った患者に対し、残っている部分から毛を移植する方法を考案し、さまざまな実験を繰り返しました。

1939年にその方法の詳細を医学論文に発表しています。

現代の最先端技術を20年以上も前に開発実施、さらに動物実験まで行い、世界初の詳細な論文に仕上げていました。

その後、1943年には田村一先生がこの技術を改良し、現在、最先端で行われている「毛包単位移植(FUT)」の手技をほぼ完ぺきに独自で見出し、医学論文を発表しています。

しかしながら、その後の第二次世界大戦や論文が古い表記の日本語であることから、長い間忘れ去られるという憂き目にあいました。

第二次世界大戦が終わり、日本が高度成長期を迎えた1959年、アメリカのオーレントライヒ先生が「パンチグラフト(円柱状植毛)」という植毛法を報告し、世界に衝撃を与えました。

この方法は直径4㎜程度の円形のメスを使い、後頭部の頭皮を毛根ごとくり抜いて、薄くなった前頭部や頭頂部に一回り小さな穴をあけて、すっぽりと抜けないように差し込みます。

ただ、それだけで移植された円筒形の毛根の束は血流を回復し、数カ月経つと毛髪が伸び始めるという画期的なものでした。

当時の薄毛に悩む男性のみならず、医学会でも驚きをもって迎えられ、あっという間に世界中に広まりました。
板見智[監修]乾重樹・植木理恵・伊藤泰介・倉田壮太朗・大山学[著](2016年)薄毛の化学 日刊工業新聞社

自毛植毛の種類

自毛植毛には2つの方法があります。

標準術式の「FUT法」毛包単位移植と「FUE」毛包単位採取法

FUT法

FUT法は、後頭部の頭皮を帯状に細く切り取り、毛包単位(髪の毛1~3本)に株分けされたグラフトを薄毛に悩む前頭部または頭頂部に移植する方法。

切り取られた部分は、縫合されますが、縫合跡(縦数ミリ横一文字)が残ります。

FUTは、1回の手術で最高で1,600株~2,000株採取可能。※髪の毛の本数でいうと約倍の3,200本~4,000本

生涯では、5回前後の手術が可能で、総合計は、5,000株~6,000株の採取が可能となります。

FUE法

FUE法は、細いパンチで、後頭部から毛包単位にくりぬき、薄くなった前頭部や頭頂部に植え付けます。パンチでくりぬいた小さな穴はすぐに塞がりますが、丸い小さな傷跡が複数残ります。

FUEは、1回の手術で最高で800株~1,000株採取可能。

生涯での総合計は、2,500株~3,000株の採取が可能となります。

FUT法とFUE法の対比

植毛術の費用は、手術に手間と時間の掛かるFUE法はFUT法の約2倍の費用が掛かります。

また、年齢層が若い場合、AGAが進行性ということもあり、今後更に薄毛部分が広がる可能性もあるので、それに応じて、複数回の植毛手術の必要性がでてきます。

その場合、FUT法なら、生涯で5回前後の植毛手術が可能なので、特に年齢層が若く、定期的な植毛手術が必要な場合は、間違いなく費用も安いFUT法がおすすめです。

FUE法の場合は、1回の手術で採取できるグラフト数が少なく、広範囲の植毛には適しておりませんし、生涯で何度も手術をすることができません。

理由としては、後頭部からグラフトを採取するので、回数を重ねるごとに、後頭部の毛髪がスカスカになり、傷跡を隠すことが難しくなるからです。

どちらの方法を選択するにしても、医師とよく話し合い、ご自身に合った適切な方法を選択することが大切です。

自毛植毛後も進行するAGA

自毛植毛を終えたからといって、AGAがストップするわけではありません。

植毛後の毛髪はAGAの影響を受けて抜けることはありませんが、植毛をした箇所以外の前頭部の生え際やM字部分、頭頂部の薄毛は進行を続けます。

その対策として、脱毛の進行を遅らせるためのフィナステリド、デュタステリドの服用や、ミノキシジルローション(外用薬)は、自毛植毛後も続ける必要があります。

次の項目の「関連情報メニュー」で紹介している、低出力レーザー照射や発毛効果が期待できる成分を含有した育毛剤も試してみる価値は十分にあります。

せっかく、高額な費用をかけて行った自毛植毛の効果をこの先も長く持続させるための予防策は大変重要です。

自毛植毛 は薄毛治療の最後の砦!?

自毛植毛 は最後の砦です。

自毛植毛は、AGA治療薬を試してみて、効果がなかったり、副作用の影響などで、治療薬での治療が難しい場合の最終手段としての位置づけが望ましいといえます。

AGA治療は、早いに越したことはありませんが、自毛植毛は、毛根が活動していない場所にも移植できることを考えると、焦って手術をする必要もありません。

最近では、副作用の少ない、発毛が効果が期待できる育毛剤や、LEDや低出力レーザー照射などの治療法もありますし、家庭用の機器もございますので、色々と試してみる価値はあります。

そして、万策を尽くし、いよいよ打つ手がなくなったら、自毛植毛という、最終手段を講じてみては?

日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン

LEDおよび低出力レーザー照射の推奨度は、脱毛症診療ガイドラインにて
「行うよう勧める」と推奨されています。

LED および低出力レーザー照射は有用か?
B 行うよう勧める(男性型脱毛症)
B 行うよう勧める(女性型脱毛症)

自毛植毛の費用はどのくらい?

薄毛治療の最終手段でもある自毛植毛の費用はどのくらい?

個人差により一概にはいえませんが、おおよそ、50万円台~200万円台が一般的です。

FUTは、FUEの半額と覚えておいてください。

その金額を高いとみるか安いとみるかは、個人的な価値観にもよりますが、私は高いとは思いません。

自毛植毛のおかげで、堂々と自信を持って、これからの人生を謳歌できるのなら、私はそちらを選びます。

日本皮膚科学会 ガイドライン

日本皮膚科学会 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン

薄毛治療のガイドライン抜粋しましたので見てみましょう。

自毛植毛の推奨度は、脱毛症診療ガイドラインにて
「行うよう勧める」と推奨されています。

植毛術は有用か?
B 行うよう勧める(男性型脱毛症)
C1 行ってもよい(女性型脱毛症)
人工毛植毛術は有用か?
D 行うべきではない

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アイランドタワークリニック
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