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ミノキシジル内服薬とは?海外での使用実態と日本での立ち位置【推奨度D】

脱毛症診療ガイドライン

注目されるミノキシジル内服薬

ミノキシジルといえば「リアップ」などの外用薬が有名ですが、海外では 内服薬(オーラルミノキシジル) が一般的に使用されており、日本でも一部のAGAクリニックで処方されています。

とはいえ、日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では 推奨度D(行うべきではない) とされており、その背景や実際の使用実態について掘り下げていきます。

ミノキシジルとは? ─ 発毛成分としての発見

ミノキシジルは元々、高血圧の治療薬として開発されました。しかし、臨床使用中に「体毛が濃くなる」という副作用が報告されたことで、発毛効果があることが偶然判明

この副作用に着目し、外用薬として改良され現在のような育毛剤へと発展しました。
海外ではそのまま内服薬としても発毛治療に転用され、日常的に使われている国もあります。

海外での使用状況と人気商品

アメリカやカナダ、オーストラリアなどでは、医師の処方のもとミノキシジルの内服薬が使用されています。

海外で販売されている例

  • Loniten(ロニテン)/Pfizer社
  • Oral Minoxidil 2.5mg/Compounded formulations(調剤薬局による調合)
  • ミノキシジル+フィナステリドの合剤(インドなど)

ミノキシジル内服のメリット

  • 高い発毛効果(外用より強力との声も)
  • ✅ 服用が簡単で継続しやすい
  • ✅ 塗布の手間・頭皮のかぶれがない
  • ✅ 全体的なボリュームアップに効果を感じやすい

ミノキシジル内服のデメリット・副作用

  • 動悸・むくみ・低血圧などの全身性副作用
  • 多毛症(眉・手指など望まない部位に毛が生える)
  • ⚠ 長期的な安全性に関する十分なエビデンスが不明
  • ⚠ 日本では未承認であるため、自己責任治療になる

日本皮膚科学会の「推奨度D」の理由とは?

日本皮膚科学会がミノキシジル内服を「推奨度D(行うべきでない)」と評価したのは以下の理由です:

  • 臨床試験が外用薬に比べて少ない
  • 重篤な副作用のリスクがある
  • 他に推奨度Aの治療法がある(例:ミノキシジル外用、フィナステリド内服)

日本のAGAクリニックでは広く処方されている?

実際には日本の多くのAGA専門クリニックで、ミノキシジル内服薬が処方されています。

処方されているクリニック例(仮名)

  • 〇〇AGAクリニック:5mg処方/月8,000円
  • △△発毛ラボ:2.5mg~5mgを患者ごとにカスタム処方

実際の口コミ・体験談

💬「塗り薬だとベタつくけど、内服に変えたら3ヶ月目で産毛が増えてきた」
(30代男性/海外個人輸入)

💬「動悸とむくみで一度やめましたが、効果は実感できた」
(40代男性/都内クリニック処方)

💬「女性ですが、医師と相談して2.5mgを服用中。3ヶ月で前髪に変化が」
(20代女性)

ミノキシジル内服薬の位置づけ

項目内容
推奨度D(日本皮膚科学会)
使用国アメリカ、カナダ、インドなど
日本での使用一部クリニックにて処方あり
効果高いが副作用の懸念も
推奨される人医師の管理下で慎重に試みたい方

編集部の視点

ミノキシジル内服薬は強力な発毛効果が期待される一方で、副作用リスクの高い治療です。外用薬やフィナステリドなどの基本治療で効果が得られない場合に、医師の厳重な管理のもと慎重に使用を検討すべき選択肢といえるでしょう。

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