デュタステリドとは?フィナステリドとの違い・効果・副作用をわかりやすく解説【2025年版】
「フィナステリドを飲んでいるけど、思ったほど髪が増えない…」
「もっと強力な育毛治療があるなら試したい」
そんなあなたに注目してほしいのが、デュタステリドです。
日本では「ザガーロ」という名前でも知られるこの成分は、フィナステリドよりも広範囲に効果を発揮するとして、多くの医師からも支持されています。
この記事では、デュタステリドの効果・副作用・フィナステリドとの違いまで、初心者にもわかりやすく解説します。
デュタステリドとは何か?
デュタステリドは、イギリスの製薬会社グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した成分で、5αリダクターゼ阻害薬の一種です。
元々は前立腺肥大症の治療に使われていましたが、毛髪にも効果があることが発見され、AGA(男性型脱毛症)治療薬として転用されました。
日本では2015年に「ザガーロ」として厚生労働省の承認を受け、現在はAGA専門クリニックを中心に広く処方されています。
デュタステリドの効果
デュタステリドの作用は、DHT(ジヒドロテストステロン)という薄毛の原因物質の生成を強力に抑制することです。
【臨床データ】
- フィナステリドに比べ、毛髪の本数増加率が高いという研究結果あり
- 「フィナステリドで改善が見られなかった患者のうち、約60%がデュタステリドで効果を実感」
デュタステリドとフィナステリドの違い
作用の強さ
- フィナステリド:約70%のDHT抑制
- デュタステリド:約90%以上のDHT抑制(効果がより強力)
5αリダクターゼの型
- フィナステリド:Ⅱ型のみを抑制
- デュタステリド:Ⅰ型・Ⅱ型両方を抑制 → より広範囲に作用
持続力
- デュタステリドの方が血中半減期が長く、効果の持続時間も長い
デュタステリドの副作用と注意点
副作用 | 内容 |
---|---|
性欲減退・ED | フィナステリドと同様に1〜2%程度で報告あり |
乳房の痛み・腫れ | ごく稀に見られる |
精液量の減少 | 臨床データ上で報告されているが軽度 |
肝機能への影響 | 稀に見られるため、長期服用時は定期検査推奨 |
注意事項:
- 妊婦への影響が強いため、触れることもNGです。
- 副作用の有無は必ず医師と相談して判断しましょう。
日本で使えるデュタステリド製品
製品名 | 特徴 |
---|---|
ザガーロ | 純正品。グラクソ・スミスクライン社製。価格はやや高め |
デュタス | ジェネリック。安価で処方されることが多い |
デュタボルブ | 海外製ジェネリック。個人輸入で購入されるケースあり(※自己責任) |
デュタステリドが向いている人・向いていない人
【向いている人】
- フィナステリドで効果が薄いと感じている人
- AGAが進行している人
- 長期的に発毛治療に取り組みたい人
【向いていない人】
- 軽度のAGA(フィナステリドでも十分)
- 副作用への不安が強い人
- 妊娠中のパートナーがいる家庭環境にある人
まとめ:最適なAGA治療薬の選び方
デュタステリドは、AGA治療の選択肢の中でも最も強力な薬のひとつです。
効果をしっかり得たい人にとっては、非常に有力な候補になります。
とはいえ、副作用や費用面でのデメリットもあるため、必ず医師と相談のうえで判断することが重要です。
あなたに合った治療法を見つけて、未来の髪を守りましょう。
【今すぐできる一歩】
【注意事項】
※本記事は情報提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。
※服用に際しては必ず医師・薬剤師に相談してください。