はじめに:自毛植毛=一生モノという誤解
「もう髪で悩みたくない」「生えてさえくれれば…」
そう思って自毛植毛を決意した人が、数年後に再び悩んでいるケースが後を絶ちません。
「植えた髪は一生モノ」は正解のようで、半分だけ真実。
本記事では、自毛植毛の“その後”に待ち受ける現実と、メンテナンスの真相についてリアルに迫ります。
基本知識:自毛植毛はどういう仕組み?
- 側頭部や後頭部の“AGA耐性のある毛”を移植する
- 移植した毛は「定着」すれば抜けにくい
- 生着率は90%前後(クリニックにより異なる)
しかし──
移植していない“他の髪”は、AGAの影響を受け続けるのです。
自毛植毛の“その後”に起きやすい問題とは?
周囲の髪が抜けてアンバランスに
移植した部分だけが残り、“島”のように浮いた状態に。
とくに頭頂部や生え際に多く、違和感のある仕上がりになることも。
定着しなかった箇所がスカスカに
術後6ヶ月〜1年経っても生え揃わない場合は、定着失敗や生着率の低さが原因かも。
結局メンテナンスが必要になる
- フィナステリドやミノキシジルの継続
- シャンプー・マッサージなどのケア
- 2回目・3回目の植毛を検討する人も
体験者の声:「ゴールだと思ったらスタートだった」
「移植した部分は生えたけど、他が抜けて変な形に。薬をやめなければよかった」(30代男性)
「費用も時間もかけたのに、メンテが終わらない。正直つらい」(40代男性)
「1年後に二次植毛をすすめられて、計100万以上かかった」(50代男性)
メンテナンスにかかるコストと手間
項目 | 内容 | 年間目安 |
---|---|---|
内服薬 | フィナステリドなど | 約30,000〜60,000円 |
外用薬 | ミノキシジル等 | 約20,000〜40,000円 |
シャンプー・育毛剤 | 医薬部外品中心 | 約15,000円 |
二次植毛 | 必要に応じて | 30万〜80万円以上 |
※あくまで参考目安。通院やケアグッズも含めると総額は膨らみやすいです。
自毛植毛を考える人へのアドバイス
手術後も「AGAは進行する」と心得ること
移植した髪を守るだけではなく、周囲の髪の維持対策が必要です。
初期治療で効果が出るかをまず確認
「薬で十分だったかも」と後悔しないために、まずは3〜6ヶ月の薬治療から試すのが賢明。
1回の手術で満足するとは限らない
理想の密度になるまでには、2回以上の施術が必要になることも多いです。
関連リンク
👉 副作用が少ない育毛剤ランキングはこちら
👉 無料オンライン診察の一覧を見る
👉 自毛植毛の経過を画像で見る
まとめ
- 自毛植毛は「終わり」ではなく「始まり」の治療
- 移植部分は生えても、他の髪が抜ければ不自然になる
- メンテナンス(薬・ケア)は基本的に継続が前提
- トータルの費用・時間を見積もってから判断しよう